1950-12-05 第9回国会 衆議院 経済安定委員会 第4号
なぜならば自由經済的な考え方から、現在のタバコ事業の実態というものについて、どの程度御検討をお加えの上、そのような明確な発言をされておるのかということは、われわれ野党の立場にある者として疑惧の念を抱かざるを得ないのであります。
なぜならば自由經済的な考え方から、現在のタバコ事業の実態というものについて、どの程度御検討をお加えの上、そのような明確な発言をされておるのかということは、われわれ野党の立場にある者として疑惧の念を抱かざるを得ないのであります。
私が自由經済がいいと言いましても、それを実施しますのには、私どものように総合的な經済の調節をしておる役所としては、よほどその準備なり、あるいは体制なりについての準備がなければならないと思います。
また資材その他の面におきましても、漸次統制が撤廃されているのでありまして、今日綿製品及び燃油を除いては、ほとんど漁業用資材も統制をはずしており、自由經済に突入しようといたしておるのであります。この間における商業資本の進出は非常に目ざましいものがあるのでありまして、今後再び漁村に対して商業資本の根をおろすことを、われわれは非常に警戒いたしておるのであります。